学校からのお知らせ
全校1.17集会
1月17日、岩園小学校全校1.17集会を行いました。
岩園小学校では、各学年のカリキュラムに基づいて、災害に対する基本的なことを学ぶ防災学習を実施しています。
同時に、毎年1.17集会を行い、震災の体験談を聞くことを通して、人としての生き方やあり方を考えたり、災害が発生した時にどのように自分の命を守るのかということを知ったり、考えたりしています。
今年は、当時小学校2年生の時に東灘区で被災され、その後神戸市のお寺で住職をされている山中さんにお話を聞かせていただきました。
山中さんは、「普通の小学生の自分が震災で体験したこと」として話してくださいました。
地震発生時、神戸市のご自宅で奇跡的に助かった時の様子、変わり果てた街の様子、学校の避難所での生活のこと、買い物をするために行列に4時間も並んだこと、大阪に避難するのに車で10時間もかかったことなど、被災から4日間のことを小学生の目線で丁寧に話してくださいました。
そして、
4日間だけの避難生活だったが、その時に一番感じたことは、
大変な時に身近な人が助けてくれた温かさ の有り難みと
周りで助け合ってなんとかやっていくことの大切さだった
と話してくださいました。
最後に、
震災を経験して感じたこととして、
毎日を大切に生きること
身近な人となんとか協力してやっていくこと
この2つが大切だと私たちに伝えてくださいました。
子どもたちは、山中さんのお話に真剣な表情で耳を傾けていました。
最後に、全員で「この町が好き」を歌いました。